Mozilla 商標ポリシー

Version 1.0.1

はじめに

このドキュメントでは、Mozilla Foundaiton (略して「Mozilla」) が所有する商標の使用にあたってのポリシーの概略を述べます。Mozilla 商標を使用するにあたっては、いかなる場合でも必ずこのポリシーに従わなければなりません。このメモにおいて、「商標」とは Mozilla のロゴに限らず、同団体のさまざまな製品、ならびに Mozilla や Mozilla.org という名称も含みます。

Mozilla の商標は特に次が含まれます:Mozilla®、mozilla.org®、Firefox®、Thunderbird™、 Bugzilla™、Camino®、Sunbird® および Seamonkey®、Foxkeh™、XUL™ といった名称、ならびに Firefox のロゴ、Thunderbird のロゴ、SeaMonkey のロゴ、Camino のロゴ、Foxkeh のロゴ、および Mozilla の赤いトカゲのロゴ。 Mozilla が他の商標の登録状況に応じて、本ポリシーも更新されます。

Mozilla の商標ポリシーでは、拮抗する二つの利害関係の間でバランスを取ろうとしています。つまり、同団体の商標が信頼の証として機能し続ける Mozilla 側の必要性と、コミュニティのメンバーやソフトウェア・ディストリビュータ、Mozilla が共に作業をしている他の組織が Mozilla について言及し Mozilla との提携関係を正確に説明できるようにしたいという Mozilla 側の希望です。多くの組織にとって、特にその組織の製品が電子的に配布されているような場合は、適切なバランスを保つのは容易なことではなく、日々模索している状態です。

Mozilla の商標ポリシーは、商標に関する一般的な法律に立脚しています。商標は、製品の出自を消費者が確認したり、製品の出自を組織が宣伝したりできるようにするために存在します。ある組織は他の組織よりも優れた製品を送り出しています。そして、時と共に、消費者はそうした組織 (ならびにその組織の商標) と品質とを結び付けて考えるようになります。そのような組織が、品質の劣る製品を送り出す他者に自分たちの商標の利用を許してしまうと、消費者からの信頼は瞬く間に消えてしまいます。これは、まさに Mozilla が避けたいと考えている状況です。特に、ソフトウェアのような形のない製品になると、消費者にとっての決め手となるのは信頼のみになるからです。

Mozilla の商標ポリシーは、添付される文書も含めて、多くの具体的なルールから成り立っていますが、そのほとんどは Mozilla の商標利用にあたっては混乱なく (non-confusing)、名誉を汚してはならない (non-disparaging) という包括的な要求お反映しています。混乱なくとは、Mozilla という名称から、人々が誰と取引をしているのか、ダウンロードしているソフトウェアがどこから送られてきているのかを常に知ることができるということです。Mozilla Foundation 以外によって作成された Web サイトおよびソフトウェアは、直接的または省略的にも、同団体によるものだと仄めかすことがあってはなりません。名誉を汚すことなくとは、フェアユースの範疇を超えて、私たちを中傷したり、名誉を傷つけたりする手段として、私たちの商標を使ってはならないということです。こうした基本的な要求は、あなたが本ポリシーを読み進んでいく上でのガイドとなってくれるでしょう。

Mozilla の商標ポリシーは、印刷物における Mozilla の商標 (Mozilla、Mozilla.org、Firefox、 Thunderbird、Mozilla Suite そして XUL という名前、および赤いトカゲ、Firefox、Thunderbird、Mozilla Suite のロゴを含む) 使用にあたっての全般的なガイドラインを解説することからはじまります。次に、Mozilla のバイナリを配布するにあたっての Mozilla の商標使用、Mozilla の Web サイトへのリンク設定、そしてドメイン名における Mozilla 商標の使用を含め、より具体的なトピックについて解説します。その時々において、本ポリシーから Mozilla のポリシーについてより詳しい情報を含む外部のドキュメントにリンクが張られています。

Mozilla はまた、本ポリシーの補助ドキュメントとして、商標ポリシーに関する FAQ を http://www.mozilla.org/foundation/trademarks/faq.html に用意しています (和訳:Mozilla 商標ポリシー FAQ

印刷物および Web サイトのための包括的ガイドライン

Mozilla は、マーケティング活動、募金活動、そして他の広報関連の媒体で、同団体の商標利用を奨励しています。こうした活動には、個人または団体が Mozilla 製品を出荷または販売しているという表現を用いた広告も含まれます。もちろん、どのようなかたちであれ Mozilla 商標を使用するにあたっては、商標の使用が混乱ないものでなければならないという包括的な要求に従っていなければなりません。そのため、実際にはローカライズプロジェクトのために募金活動をしているのにもかかわらず Mozilla のために募金活動をしている、あるいは、実際には Firefox の Community Edition の検証をしているのに Mozilla Firefox インターネットブラウザを販売または検証している、と言ったり、あなたの書籍の表紙やあなたの製品パッケージに Mozilla ロゴを使用してはいけません。

Mozilla の商標使用は多くの場合、後述するより具体的なルールによって統括されていますが、マーケティング活動、募金活動その他の広報関連の媒体、および Web サイトを含めた印刷物における、ほとんどあらゆる Mozilla の商標使用に関しては、次の基本ガイドラインが適用されます。

  • 適切な形式 (Proper Form) - Mozilla の商標は正確な形式で使用されなければなりません -- 省略形やその他の言葉との組み合わせはできません (例:「T-Bird」や「Thunderbinary」ではなく「Thunderbird」を用いてください)。
  • 付随するシンボル (Accompanying Symbol) - Mozilla 商標について初めて言及する際、あるいは最も重要な局面で言及する際には、そのマークが登録商標 (「®」) であるか非登録商標(「™」) であるかを示すシンボルと共に用いなければなりません。
  • 告知 (Notice) - Mozilla 商標をはじめて使用する場所の近く (少なくとも同一ページ内) に次の告知を明記しなければなりません:「[TRADEMARK] は Mozilla Foundation の [場合によっては "登録"] 商標です」。
  • 明確性 (Distinguishable) - 商標は、少なくとも初めて言及する際には、文字化、斜体化、太字化、または下線を引くなりして、周囲のテキストから明確に区別できなければなりません。

ソフトウェアの配布

変更のないバイナリ

準拠法に順じている限り、Mozilla.org からダウンロードした変更のない公式バイナリを、Mozilla から更なる許可を得なくとも、誰に対しても配布することができます。ただし、Mozilla 商標を含め、公式バイナリのいかなる部分も削除または変更してはなりません。配布者は、Web サイトあるいはその他の物品において、提供しているソフトウェアが Mozilla アプリケーションの未変更のものであることを忠実に記載しなければなりません。その際は、上で述べた、印刷物における Mozilla の商標利用に関する総合的なガイドラインに留意してください。Web サイトへの訪問者に対して Mozilla バイナリをダウンロードする機会を提供する場合は、ダウンロードをより速く確実なものとするため、私たちのサイトへリンクを張る形を取ることをお勧めします。(後述の「リンク設定」を参照してください)

Mozilla バイナリをご自身で配布する場合は、最新の安定版を提供するよう求めます (もちろん、あなたもそうしたいと希望していると思います)。私たちのバイナリは MPL の告知要件を満たしているので、ソースコードをバイナリに同梱するのは良いアイディアではありますが、必要ではありません。

公式ローカライズリリース

Mozilla からの承認を受けたローカライズチームは、Firefox インターネットブラウザおよび Thunderbird 電子メールクライアントの公式のローカライズリリースを、Mozilla の商標を使用して認定し、配布することができます。ローカライズチームおよび公式ローカライズリリースは Mozilla プロジェクトの代理となるものなので、厳密なガイドラインを遵守することが求められています。より詳しくは、Mozilla の Trademark Policy for Localization Projects (和訳:ローカライズプロジェクトに関する Mozilla 商標ポリシー) をご覧ください。

Community Editions

公式ローカライズリリースを定めるガイドラインが必要以上に厳しいと感じるローカライズチームおよび個人の皆さんは、Mozilla 製品の Community Edition を作成する場合があります。Community Edition もまたガイドラインの制約を受けますが、公式ローカライズリリースを統括するガイドラインほど厳密ではありません。Community Edition が公式ローカライズ・エディションほど厳密に定められていない状況を鑑み、Community Edition は Mozilla の名前または商標の付いた Mozilla ロゴの元で配布することはできず、Community Edition であることを明確にしなければなりません。より詳しくは、Mozilla の Trademark Policy for Community Editions (和訳:Mozilla Community Edition ポリシー) をご覧ください。

大幅な変更

Mozilla の製品のオープンソースとしての特性を最大限に生かし、機能面で大幅な変更を施したい人は、その成果を配布する際に Mozilla 商標を使用してはなりません。例えば、「Mozilla Firefox ベース」と表現するのは適切ではありません。替わりに、より正確を期すために、実行ファイルを「Mozilla テクノロジーベース (based on Mozilla technology)」または「Mozilla ソースコードを組み込んだ (incorporating Mozilla source code)」としてください。さらに、変更されたソフトウェアのユーザが正規の Mozilla 製品を使っていると勘違いしないようにするため、実行ファイルの名称も変更しなればなりません。

拡張機能、テーマそしてプラグイン

Mozilla は、製品開発にコミュニティの参加を求めると同時に、シンプルで便利なインターフェースを備えた、高品質で軽い製品という評価も守りたいと考えています。例えば標準のスタートページからリンクされた XPI 形式ではなく、標準でインストールされた状態、あるいは Mozilla 製品のインストールプロセスの一部として、拡張機能、テーマ、またはプラグインを出荷したい場合、または Mozilla 商標の元で配布を計画している場合は、まず初めに Mozilla からの承認を求めてください。Mozilla が認証するかどうかは、その拡張機能、テーマおよびプラグインが Mozilla 製品におよぼす効果によります。例を挙げると、ある製品のテーマを他の、同等の高品質で美的にも優れているテーマに変更する場合は、承認されるでしょう。3 つのツールバーを備える 10 個の拡張機能と 7 種類のコンテキストメニュー項目を組み合わせるような場合は、承認されない可能性が高いといえます。

関連ソフトウェア

Mozilla 製品は拡張できるように設計されており、拡張機能を作成しているコミュニティのメンバーが自らの拡張機能が適合する Mozilla 製品の出自を何らかのかたちで明記する必要がある、と Mozilla は認識しています。拡張機能に関連して Mozilla が主に関心を持っているのは、消費者が拡張機能を公式 (Mozilla から承認を受けた) か否かを混乱しないようにすることです。この問題に取り組むため、Mozilla は、拡張機能の名称に、その全体においても部分においても、Mozilla と拡張機能との関連を示唆するようなかたちで「Mozilla」「Firefox」または「Thunderbird」といった言葉を含めないようにお願いします (例:「Firefox 対応 Frobnicator」は許容範囲ですが、「Firefox Frobnicator」は認められません)。

リンク設定

あなたの Web サイトの訪問者が混乱したり、上述の「印刷物および Web サイトのための包括的ガイドライン」に抵触しない限り、Mozilla の Web サイトにリンクを張ることを歓迎します。これには、サイト訪問者に Mozilla Firefox インターネットブラウザや Thunderbird 電子メールクライアントをダウンロードできるようにすることも含まれます。Mozilla はソフトウェアのダウンロードを簡単にできるようにするバナーやボタンの提供もします:

本ポリシーの唯一の例外はサイトアイコン (favicon) です。私たちのロゴをサイトアイコンとして利用する場合は、私たちの許可が必要です。また、mozilla.org は Firefox と関連して使用される「最適表示 (Best viewed with)」ボタンには賛同も提供もしません。。なぜなら、私たちは Web ページは標準に準拠したあらゆるブラウザで最適表示されなければならないと考えているからです。

ドメイン名

Mozilla の商標、またはその一部をドメイン名の一部としたい場合、Mozilla から書面による許可を得る必要があります。人々がドメイン名とそれによく似た名前をもつ組織とを結び付けて考えるのは、ごく自然なことです。ドメイン名に Mozilla の商標に類似のものを使用することはいずれにしても、ユーザに混乱を招きます。従って、Mozilla の商標は混乱を招いてはいけないという大前提に抵触することになります。もしあなたが、お住まいの地域に向けた Mozilla、Firefox または Thunderbird のプロモーションサイトを構築したい場合、既にある公式ローカライゼーションプロジェクトに参加してください。

書面による許可を得るためには、Domain Name License をダウンロードし、そこにある指示項目に従ってください。

Mozilla ソフトウェアに関連するサービス

Mozilla ソフトウェアに関連するサービスを提供する場合、その内容を説明したり宣伝するにあたって Mozilla の商標を使用できますが、商標使用の包括的ガイドラインに抵触したり、Mozilla があなたの組織と直接的な関係を有しているとユーザに誤解を与えるようなことをしないことが条件です。たとえば、「Firefox に対するカスタムサービスはここで利用できます」というのは問題ありませんが、「Firefox に対するカスタムサービスはここで購入できます」とか、「カスタムされた Firefox はここで利用できます」などと言うとすれば、問題になります。なぜなら、前者は Mozilla があなたの商売と関連していることを意味しますが、後者は、カスタムしたのはあなたなのか Mozilla なのかが不明確なためです。不明瞭な場合は、より詳細に説明や情報を提供するほうが、足りないよりも間違いが少ないといえます。

ロゴと商品販売

Mozilla の商標ロゴ (略して「ロゴ」) に関しては、やっても良い素晴らしいことと、少なくとも Mozilla に確認することなくやってはいけない素晴らしいことがあります。

あなたは、Mozilla ロゴの付いた T シャツ、壁紙、または野球帽を作成することができます。しかし、これはあなた個人か親しい友人 (見返りとしていかなる対価も受け取らない人) を対象とするに限ります。商業目的で生産する物に対しては、いかなる物でも Mozilla ロゴを付けることはできません。少なくとも Mozilla の許可が必要です。Mozilla は Mozilla Store を所有し運営し、CD、ガイドブック、T シャツ、そして Mozilla ソフトウェアおよびロゴが付いた製品などの幅広い商品を取り揃えています。これが私たちの活動を支えるための資金源となるのです。

Mozilla ロゴに関してしてはならない事項が、大きく分けて二つあります。一つは、ロゴの変更バージョンの作成です。変更されたロゴは消費者に混乱を与える可能性があるため、Mozilla の商標権にも反します (Mozilla 商標の使用にあたってはいかなる場合も混乱のないようにしなければならないという包括的な要求を思い起こしてください)。二つ目は、Mozilla のロゴの高解像度コピーに関してです。これは保持することも使用することもできません。この取り決めに関して、Mozilla ロゴの高解像度コピーを保持して使用する正当な理由がある場合、Firefox および Thunderbird については Mozilla Corporation まで、他のロゴについては Mozilla Foundation まで ご連絡ください。

質問

Mozilla は、自らの商標ポリシーをできるだけ包括的なものにするよう努めてきました。本ポリシーで触れられていない Mozilla 商標の使用を検討しており、その使用方法が Mozilla のガイドラインに抵触してしまうのではないかとお感じの場合は、お気軽にお尋ねください。Mozilla は似たような質問を非常に沢山受け取っていますので、連絡する前に Frequently Asked Questions (FAQ) (和訳:よくある質問) など利用可能なドキュメントにはすべて目を通してください。