Localization Tools 簡易リファレンス

author: dynamis
target: developers

lot で用意されている主要なターゲットと一部の重要な設定項目について簡単にまとめました。

プロパティリファレンス

lang
設定値例: english, japanese
出力メッセージなどに使用する言語。初期値は build.xml の冒頭で指定します。
mode
設定値例: aviary, mozilla1.8, trunk, extension
動作モード。どの系列の言語パックを作成するモードで動作するか、あるいは拡張機能のパッケージを作成するモードで動作するかを指定します。
package
設定値例: firefox, thunderbird, venkman, chomedit
作成するパッケージ。言語パックであれば対象製品の名前、拡張機能であれば拡張機能自身の名前を指定します。
locale
設定値例: ja, ja-JP-mac, en-US, ja-JP, ja-JPM
言語パックのロケール名。 extension モードでは指定不要です。
firefox.version
設定値例: 1.5, 1.5.0.1, 1.0.8
Firefox のバージョン。生成されるファイル名などに使用されます。パッケージの対応バージョン (minVersion, maxVersion) とは異なります。
thunderbird.version
設定値例: 1.5, 1.5.1, 1.0.7
Thunderbird のバージョン。生成されるファイル名などに使用されます。パッケージの対応バージョン (minVersion, maxVersion) とは異なります。
version
設定値例: 1.5, 1.5.1, 1.0.7
firefox.version, thunderbird.version のショートハンド。コマンドラインから指定するときにのみ使用します。
package.revision
設定値例: 1.5.0.1, 1.0.5, 0.1.1
作成するパッケージのバージョン。 install.rdf での値や生成ファイル名などに使われます。
package.revision.pre
設定値例: 1.5, 1.0, 0.1
作成するパッケージの一つ前のバージョン。パッケージの作成時には使われませんが、diff-xpi など複数バージョン間に渡る処理では現在バージョン(package.revision) と共に使用されます。

ターゲットリファレンス

auto
以降のターゲットではユーザへの確認無しで全自動処理をします。
help
ヘルプを表示します。
examples
使用例を表示します。
clean
lot の生成した一時ファイルを削除します。デフォルトでは temp ディレクトリとその配下の全ファイルが削除されます。
lose
lot の生成した中間ファイルを削除します。デフォルトでは loose ディレクトリ配下にパッケージ別に分けられたディレクトリのファイルが削除されます。
prepare
設定ファイルの読み込みやフィルタの準備などをします。
template
tpl ディレクトリのテンプレートを元に中間ファイルを生成します。
convert
src ディレクトリのソースファイルにフィルタを適用して中間ファイルを生成します。
modify
生成された中間ファイルを設定値などに応じて書き換えます。
grind
template, convert, modify ターゲットにより中間ファイルを生成します。なお、言語パックの中間ファイルは L10N CVS にチェックインされるものと同じです。
jar
中間ファイルを元に JAR パッケージを作成します
dest
JAR パッケージ以外のファイルをコピーします。
xpi
jar, dest ターゲットで用意したファイルを XPI パッケージにまとめます。
mount
jar, dest, xpi ターゲットにより中間ファイルから XPI パッケージを生成します。
build
prepare, template, convert, modify, jar, dest, xpi ターゲットにより src ファイルから XPI パッケージを生成します。ビルド対象パッケージは mode, packagelocale プロパティに応じて選択されます。
backuplot
lot のアーカイブパッケージを作成します。バックアップ対象は backuplot.includesbackuplot.excludes プロパティで指定します。
backupsrc
lot のソースパッケージを作成します。バックアップ対象となるのは動作モード別のソース、テンプレート、フィルタです。
restoresrc
ソースパッケージをリストアします。 backupsrc ターゲットで既存のソース、テンプレート、フィルタをバックアップした上で、file (restoresrc.file) プロパティで指定したソースパッケージで置き換えます。
diff
言語リソースの差分パッチファイルを生成します。比較対象ディレクトリは fromdir (diff.fromdir) と todir (diff.todir) プロパティで指定します。
patch
diff ターゲットで生成した差分パッチを適用します。適用するパッチは file (patch.file) プロパティで指定します。
diff-src
diff コマンドでソースファイルの差分を生成します。主にロケール間差分の生成に使用するもので、比較対象ロケールは fromlocale (diff.src.fromlocale) と tolocale (diff.src.tolocale) プロパティで指定します。
diff-loose
diff コマンドで中間ファイルの差分を生成します。主にロケール間差分の生成に使用するもので、比較対象ロケールは fromlocale (diff.loose.fromlocale) と tolocale (diff.loose.tolocale) プロパティで指定します。
diff-jar
diff コマンドで JAR パッケージの差分を生成します。主にバージョン間差分の生成に使用するもので、比較対象パッケージは fromfile (diff.jar.fromfile) と tofile (diff.jar.tofile) プロパティで指定します。
diff-xpi
diff コマンドで XPI パッケージの差分を生成します。主にバージョン間差分の生成に使用するもので、比較対象パッケージは fromfile (diff.xpi.fromfile) と tofile (diff.xpi.tofile) プロパティで指定します。
lpdiff-src
LpDiff を使ってソースファイルの差分一覧表を生成します。主にロケール間差分の生成に使用するもので、比較対象ロケールは fromlocale (lpdiff.src.fromlocale) と tolocale (lpdiff.src.tolocale) プロパティで指定します。
lpdiff-loose
LpDiff を使って中間ファイルの差分一覧表を生成します。主にロケール間差分の生成に使用するもので、比較対象ロケールは fromlocale (lpdiff.loose.fromlocale) と tolocale (lpdiff.loose.tolocale) プロパティで指定します。
lpdiff-jar
LpDiff を使って JAR パッケージの差分一覧表を生成します。主にバージョン間差分の生成に使用するもので、比較対象パッケージは fromfile (lpdiff.jar.fromfile) と tofile (lpdiff.jar.tofile) プロパティで指定します。
lpdiff-xpi
LpDiff を使って XPI パッケージの差分一覧表を生成します。主にバージョン間差分の生成に使用するもので、比較対象パッケージは fromfile (lpdiff.xpi.fromfile) と tofile (lpdiff.xpi.tofile) プロパティで指定します。
cvs-pass
cvs コマンドで使用する .cvspass ファイルを cvs ディレクトリに生成します。
cvs-*****
CVS 関連ターゲットの殆どでは、modelocale プロパティに応じて対象のブランチやモジュールが選択されます。 locale は指定しなければ en-US が対象となります。必要であれば module (cvs.module) プロパティで直接指定することもできます。
cvs-checkout
cvs コマンドを使って mozilla.org のサーバから言語リソースを checkout します。
cvs-export
cvs コマンドを使って mozilla.org のサーバから言語リソースを export します。
cvs-exportsrc
cvs コマンドを使って mozilla.org のサーバから言語リソースを src ディレクトリに export します。
cvs-diff
cvs コマンドを使って 手元のファイルと CVS サーバのファイルとの間の差分を生成します。作業ディレクトリは cvs.diff.checkout.dir プロパティで指定します。
cvs-changelog
cvs コマンドを使って CVS サーバの変更ログを取得します。
cvs-tagdiff
cvs コマンドを使って CVS サーバの変更されたファイルのリストを取得します。作業ディレクトリは cvs.diff.checkout.dir プロパティで指定します。
cvs-rdiff
cvs コマンドを使って CVS サーバの変更を差分パッチ形式で取得します。
cvs-checkoutdiff
cvs コマンドを使って CVS サーバから言語リソースを checkout し、diff コマンドを使ってローカルで差分ファイルを生成します。大半のプラットフォームの cvs rdiff では不可能な、ブランチ上の日付間差分を取得するために使います。
cvs-exportdiff
cvs コマンドを使って CVS サーバから言語リソースを export し、diff コマンドを使ってローカルで差分ファイルを生成します。大半のプラットフォームの cvs rdiff では不可能な、ブランチ上の日付間差分を取得するために使います。
installer
インストーラの再パッケージングを行います。
compare-locales
mozilla.org による言語リソース比較スクリプト compare-locales.pl を使って中間ファイルを英語リソースに対して比較検証します。比較するロケールを locale プロパティで指定しなければなりません。
errorcheck
dtd ファイルと properties ファイルの構文と使用語句を確認します。
escape
properties ファイルは Unicode エスケープに変換して、他のファイルについてはそのままコピーします。コピー元とコピー先のディレクトリは fromdir (escape.fromdir) と todir (escape.todir) プロパティで指定します。文字エンコーディングの種類は encoding (escape.encoding) プロパティで指定します。
unescape
properties ファイルは Unicode エスケープから逆変換して、他のファイルについてはそのままコピーします。コピー元とコピー先のディレクトリは fromdir (unescape.fromdir) と todir (unescape.todir) プロパティで指定します。文字エンコーディングの種類は encoding (unescape.encoding) プロパティで指定します。