Tamarin プロジェクト

目標

Tamarin プロジェクトの目標は、言語仕様 ECMAScript 第 4 版 (ES4) を、パフォーマンスの高い、オープンソースのコードとして実装することです。Tamarin のバーチャルマシンは、Mozilla によって、Firefox® や Mozilla テクノロジーを基盤としたその他の製品群に組み込まれている JavaScript コアエンジン「SpiderMonkey」の中で利用されます。Tamarin のソースコードは今後も、Adobe によって、Adobe® Flash® Player に含まれる「ActionScript™ Virtual Machine」の一部として利用される予定です。

Tamarin のバーチャルマシンは今のところ、JavaScript や Adobe ActionScript、Microsoft Jscript の基礎となっている言語標準 ECMAScript 第 3 版に加えて、ECMAScript 第 4 版の仕様で提案されている新機能の一部を実装しています。Adobe と Mozilla は、コミュニティと協力しながら ES4 のオープンソース実装を開発することで、魅力的な Web アプリケーションの構築技術として、この標準言語の採用を促進したいと考えています。Tamarin プロジェクトは、開発者の技術力を高め、プラットフォームを越えた、よりリッチでインタラクティブなユーザ体験の提供を可能にすることでしょう。

ロードマップ

Tamarin は、次期 ECMAScript 第 4 版 (JS2) をサポートし、2008 年リリース予定の Mozilla 2 プロジェクトの一部として SpiderMonkey に統合されます。Brendan Eich の Mozilla 2 に向けたロードマップ で、Mozilla 2 の広範な詳細と Tamarin の役割が説明されています。

Tamarin プロジェクトは始まったばかりであり、ロードマップもまだ完成していませんが、次のような技術的目標を掲げています。

  1. SpiderMonkey への Tamarin VM とガベージコレクタの統合
  2. Tamarin のソースコード生成に SpiderMonkey のコンパイラを利用
  3. 新しいハードウェアプラットフォームへのジャストインタイムコンパイラの移植
  4. ECMAScript 4 の自己完結型コンパイラの完成

ロードマップができ次第、このページは更新されます。

現在の状況

Tamarin のソースコードは mozilla/js/tamarin/ にあり、CVS を通じて取得できます。このコードは、Mozilla の他のコードと同様に、Mozilla トリプルライセンス (MPL/GPL/LGPL) のもとで公開されています。

ビルド方法など、Tamarin に関する仮のドキュメントは Mozilla Developer Center にあります。

現在のソースツリーにはまだ Linux (x86) サポートのためのブランチが含まれていません。今後数週間以内に統合される予定です。

自己完結型コンパイラにはコンパイラの基盤が含まれていますが、完全に動作させるためには、まだ多くの作業が残っています。

チームメンバー

現時点でのコアチームメンバーは以下の通りです。

参加するには

Tamarin の開発に協力したい方は、このページを定期的にチェックするか、チームメンバーの誰かにメールを送ってください。

また、ニュースグループ mozilla.dev.tech.js-engine とメーリングリスト dev-tech-js-engine を購読することで、Tamarin 開発者の議論に参加できます。

Tamarin に関する議論は IRC チャンネル #tamarin でも行われています。

FAQ

詳しくは、Tamarin プロジェクト FAQ をご覧ください。

商標

Adobe、Flash、ActionScript は、Adobe Systems Incorporated の商標です。

謝辞

Tamarin プロジェクトは、Ben Parker 氏によって始められた Java Swing アプリケーション開発のための Tamarin フレームワーク とは無関係の、独立したプロジェクトです。Tamarin という名称の再使用に快諾いただいた同氏に感謝します。