サイト・エバンジェリズム とは、W3C 標準、Mozilla その他標準に準拠した一般的なブラウザのサポートを向上させるために、bugzilla.mozilla.org の テクノロジー・エバンジェリズム・バグ を選別し、サイト制作者が犯した記述ミスを突き止め、制作者にその分析結果や提案 (できる限り完全な解決策) を提供する、一連のプロセスを指します。
Mozilla を適切にサポートしていないサイトの不具合が、ユーザにとって Mozilla を拒む原因にもなり得ることから、サイト・エバンジェリズムは Mozilla が成功するために重要なことなのです。
Bugzilla における テクノロジー・エバンジェリズム は、mozilla.org の他のプロジェクトとは一線を画しています。これは、いわゆる「製品のバグ」とは根本的に異なるためです。「製品のバグ」は、mozilla.org のプロジェクト によって作られたソフトウェアの問題、あるいは機能向上を求めるリクエストです。一方、テクノロジー・エバンジェリズム・バグ は、Web サイトあるいはその他の製品に含まれる、設計上あるいは構造上の誤りが原因で、それらの Web サイトや製品が Mozilla で正しく表示されない (動作しない) という報告です。
この違いは根本的なものです。mozilla.org は、自身のプロジェクトで「製品のバグ」が修正されたかどうかには責任を持ちますが、外部の Web サイトや製品については管理できません。
テクノロジー・エバンジェリズム・バグは次のいずれかに由来します。
Web サイトや製品が Mozilla で機能しないことに報告者が気付いたら、mozilla.org のいずれかのプロジェクトに対して 製品のバグ を登録します。通常、報告者はそのサイトや製品が正しく表示されない (動作しない) 理由を理解していません。分かっていることは、それが Mozilla で機能しないということだけです。
mozilla.org コミュニティのメンバーがそのバグを選別し、その問題が Web サイトあるいは製品の設計上、構造上の欠陥によるものかどうかを判断し、「テクノロジー・エバンジェリズム」プロダクトの適当な地域別コンポーネントに移動します。
テクノロジー・エバンジェリズムの問題を mozilla.org のプロジェクトに対して誤って登録すると、有能な技術者たちが Mozilla ブラウザや mozilla.org のその他のプロジェクトに関する実作業に集中できなくなってしまいますので気を付けてください。このため、製品のバグ と テクノロジー・エバンジェリズム・バグ のどちらに正しく登録すればいいかを理解することが重要です。
Web サイトや製品が Mozilla で機能しないことに報告者が気付いたら、そのサイトや製品を テクノロジー・エバンジェリズム・バグ として登録します。この場合、報告者はそのバグをテクノロジー・エバンジェリズムのバグとして割り当てた理由を理解しており、ある程度の説明ができることが求められます。
Mozilla テクノロジー・エバンジェリズム・コミュニティのメンバーは、Bugzilla の「テクノロジー・エバンジェリズム」プロダクトにそれぞれ独自の コンポーネント を所有しています。ここにいるメンバーは世界中の異なる地域でサイトのエバンジェリズムをコーディネートしています。このような地理的な場所や言語別の組織は、Web サイト制作者の文化や言語を理解できる貢献者を引き込むことに一役買っているのです。
テクノロジー・エバンジェリズム・バグが登録されたら、サイトや製品の制作者に対して、標準に準拠した一般的なブラウザや、特に Mozilla をベースとしたブラウザがサポートできる、正しいコンテンツの作成方法を啓蒙することに焦点を合わせます。
Mozilla テクノロジー・エバンジェリズム・コミュニティのメンバーは、テクノロジー・エバンジェリズム・バグを選別し、サイトや製品の設計上あるいは実装上の不具合を突き止め、サイトや製品の制作者に対する連絡情報を探し出し、Mozilla をサポートするための提案や代わりの実装方法を開発し、サイトや製品の制作者に連絡を取っています。
目標は、標準や Mozilla をサポートすることのメリットについて制作者に啓蒙し、それを実現する方法を学ぶためのリソースを提供することです。