Mozilla 1.7 Alpha の新機能
このドキュメントには、Mozilla 1.7 Alpha で実装された新機能や、重要なバグの修正、その他新しい問題の一部が書かれています。より詳細な修正のリストは「大まかな変更ログ」をご覧ください。
ブラウザ
- Mozilla 1.7 Alpha には、ポップアップブロック機能に関する改良がいくつも含まれています。
- まず、2 種類の設定 (dom.popup_maximum と dom.popup_allowed_events) を使ったカスタマイズが可能になりました。ただしユーザインターフェイスはまだありません。それでも、これまで以上に様々な種類のポップアップ (主にマウスオーバーによって開かれるもの) がブロックされ、一度に開くポップアップも 20 個程度に制限されていることに気付くはずです。ポップアップブロック機能がアクティブになっているかどうかにかかわらず、多数のポップアップウィンドウを繰り返し開くサイトからの強力な保護を提供します。
- ステータスパーにある blocked pop-up (ブロックしたポップアップ) アイコンのコンテキスト (右クリック) メニューから、ブロックしたポップアップを調べ、過去にさかのぼって開くことが可能になりました。
- ダウンロードしたファイルが、ユーザによって目的の場所が選択されると、すぐにその目的のディレクトリに移動するようになりました。これは今まで頻繁に報告されていたバグのひとつでした。(Bug 55690)
- スムーズスクロールの有効・無効を切り替えるユーザインターフェイスが追加されました。(設定ウィンドウの Appearance (表示) パネルにあります)
メール
- 今回のリリースで初めて、同一のメールアカウントで複数の ID をサポートしました。詳しくは 複数 ID サポート に関するドキュメントをご覧ください。
- また、prefs.js で メールフォルダに相対パスを指定できるようになりました。これによって、後で prefs.js を書き換えなくても、プロファイルを簡単に別の場所にコピーできるようになりました。
- 「ラストネーム、ファーストネーム」の形式で書かれている名前を含むアドレスリストを編集できるようになりました。
- メール編集時に、上下矢印キーを使って To/Cc/Bcc の入力欄を移動できるようになりました。
- Mac OS X では、添付ファイル名を decomposed Unicode ではなく composed Unicode に変換して表示するようになりました。
- Mozilla の LDAP クエリが、すべてデフォルトで LDAP v3 を利用するようになりました。(これまでは LDAP v2 でした) 隠し設定 .protocolVersion によって、サーバごとに強制的に v2 を利用することも可能です。LDAP 自動設定に詳しい開発者も、自身の JavaScript から setProtocolVersion を呼び出すことで、これまでの v2 に対応できます。詳細については Bug 198168 のコメントを追ってください。
ChatZilla (IRC クライアント)
- ChatZilla が 0.9.59 にパージョンアップし、次のような改良が行われました。
- ignore コマンドをサポートしました。
- フォントの種類やサイズを変えられるようになりました。
- Windows と Linux では、効果音をカスタマイズできるようになりました。
- ハーフ Op モードのユーザインターフェイスが改良されました。
バックエンド
- onbeforeunload イベントをサポートしました。これによって、Web アプリケーション開発者は、機密情報が含まれる可能性のある Web アプリケーションを閉じたり HTML ページを離れたりする際に、データが失われる恐れがあることを知らせる警告ダイアログを出すようなコードを追加できるようになりました。(Bug 68215)
- 新しい SVG バックエンドが実装されました。これは mozilla.org のリリースではまだ有効になっていませんが、開発者はこの機能を有効にした独自ビルドをコンパイルすることができます。
- Mozilla 1.6 以降、バイナリサイズが約 2% 小さくなりました。
- Mozilla 1.6 と比較して、ページ読み込み速度が約 4% 向上しました。
- 動的なスタイル変更の処理が改良されました。(Bug 15608)
- Network Security Services (NSS) ライブラリがバージョン 3.9 にアップグレードしました。NSS 3.9 は、NISCC の SSL/TLS テストと S/MIME テスト (不正な入力データを使った 160 万回のテストケース) を、クラッシュやメモリリークを起こすことなくすべてクリアしています。
ここには、前回のマイルストーン以降 既知の問題 のページに追加された事項が載っていますが、バグ自体は前からあった可能性もあります。
地域化 (ローカライズ)
- Mozilla 1.7 Alpha では、設定ウィンドウからの地域設定 (ロケール) 切り替えが機能しません。地域設定を切り替えるには、chrome.rdf ファイルを手作業で編集し、selectedLocale と書かれた行に含まれる en-US と US を、すべて (日本語パックを適用する場合) ja-JP と JP に、それぞれ置き換える必要があります。(Bug 235058)