L10N FAQ - 日本語パックについて

author: dynamis
  1. ローカライズセンターについて
  2. 日本語パックについて
    1. JLP とは何ですか
    2. XPI とは何ですか
    3. ja-JP-mac というのは何ですか
    4. ja-JPM というのは何ですか
    5. ja と ja-JP-mac の違いは
    6. ja-JP と ja-JPM の違いは
    7. どうしてロケール名が変更されたのですか
    8. 言語リソースとは何ですか
    9. 最新 JLP の入手先は
    10. Nightly 対応 JLP はありますか
    11. 開発リリース(開発版)とは
    12. 貢献リリース(貢献版)とは
    13. 独自の JLP を作成したい
    14. JLP に問題があります
    15. JLP のライセンスは
  3. 日本語版について
  4. その他の質問
  5. トラブルシューティング

2. 日本語パックについて

2.1 JLP とは何ですか

JLP とは Japanese Language Pack の略語であり、日本語パックのことです。
Firefox や Thunderbird などの Mozilla 製品では言語リソース部がプログラムから分離されており、好きな言語に対応する言語パックを導入することで表示言語を変更することが出来ます。そして、日本語の言語パックを JLP と呼んでいるのです。

2.2 XPI とは何ですか

XPI とは X(Cross) Platform Install の略語であり、拡張機能やテーマあるいはセキュリティパッチなどを追加インストールするための Mozilla 独自の技術です。それを利用したパッケージやファイル形式を表すこともあります。
Cross Platform というのは、Windows や Linux あるいは Mac OS などといった OS (Platform) が異なればアプリケーションはそれぞれに合わせて別のものを用意しなければならないのが普通なのですが、XPI では OS の種類に依らず同じものを利用できるということです。ローカライズセンターで作成している JLP も XPI 形式で作成・配布しているため、原則的にはどの OS でも利用できます。

2.3 ja-JP-mac というのは何ですか

Firefox/Thunderbird 1.5 以降の日本語リソースには ja と ja-JP-mac という 2つの異なるロケールを使用しており、これは順に Windows/Unix 向けのものと、Mac OS X ユーザ向けのものとなります。

英語では同じ用語であっても日本語にするといろいろな訳語や表記があり、その選択は OS によって異なります。そのためローカライズセンターでは各 OS 別に合わせた用語を採用した JLP をそれぞれ別に用意しているわけです。これらのロケールの差異については ja と ja-JP-mac の違いは をご参照ください。

なお、日本語だけがこのようになっているのは、CVS の導入や Mozilla Japan の設立以前から用語の違いや日本の Mac ユーザの要望について Mozilla Foundation 側に伝えて来た結果、例外的に 2つのロケールを管理することになったものです。

2.4 ja-JPM というのは何ですか

Firefox/Thunderbird 1.0.x で使用されていた、Mac OS X ユーザ向けの日本語ロケール名です。Firefox/Thunderbird 1.5 以降では ja-JP-mac へと変更されました。このロケールについて詳しくは ja-JP-mac というのは何ですか をご覧ください。

2.5 ja と ja-JP-mac の違いは

ja と ja-JP-mac という 2つの言語リソースはそれぞれ Windows/Unix 用と Mac OS X 用のものであり、以下のような違いがあります。

  • それぞれの OS 用に適した用語を使用する
  • ヘルプ中のスクリーンショットなどで別のものを使用する
  • 拡張機能固有の ID (EID または guid) が異なる
  • ウィンドウの画面サイズ指定などが異なる
  • その他本体のバグに一時的に対処するための記述

原理的にはインストールしようとすればどの OS でも好きな方(あるいは両方)を利用できますが、細部で問題が発生することがありますので特別な理由がない限り各 OS 用に用意されたものをご利用ください(ローカライズセンターでは別 OS での動作確認はとっていません)。

2.6 ja-JP と ja-JPM の違いは

ja-JP と ja-JPM は共に、Firefox/Thunderbird 1.0.x で使用されていた日本語ロケール名です。これらは Firefox/Thunderbird 1.5 以降ではそれぞれ順に ja と ja-JP-mac へと変更されました。これらのロケールの違いについて詳しくは ja と ja-JP-mac の違いは をご覧ください。

2.7 どうしてロケール名が変更されたのですか

日本語のロケール名は Firefox/Thunderbird 1.5 以降、ja-JP については ja に、ja-JPM については ja-JP-mac へと変更されましたが、これはそれぞれ異なる理由で変更されたものです。
まず全世界的な変更として、各言語について世界的に共通の言語リソースを使用する場合、または日本語のようにその言語を使用する国が 1 つしかない場合、国コードを省略して ja-JP や fr-FR ではなく単に ja や fr とすることになりました。更に、ロケール名を RFC 2070 で定義された国および言語コードと、RFC 3066 で規定されている dialect に従ったものとするために、ja-JPM については ja-JP-mac へと変更されたのです。

ja-JPM は最初から RFC に適合したものであるべきだったのに、何故そうならなかったか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。これは単に、当時のビルドシステムの都合上 dialect が使用できず、あくまでも内部的に使用されるものだから RFC には従っていなくても構わないだろうと判断されただけでした。

2.8 言語リソースとは何ですか

Mozilla 製品では画面に表示されるメニュー項目名や設定画面の説明文などは原則としてプログラム本体から分離し、言語設定に応じたものを読み込んで表示しています。言語リソースとはこれらユーザインターフェイスに表示されるメッセージを格納している dtd ファイルや properties ファイルなどのことです。
技術的な背景から locale ファイルと呼ばれることが多いですが、英語表記は極力減らし知らない人でも分かるようにするという基本方針通り、技術的に locale フォルダや登録名などを意識する場合を除き言語リソースという表記を使用しています。

2.9 最新 JLP の入手先は

ローカライズセンターでは各マイルストーンリリース対応の公式リリース以外にも随時開発リリースとして更新版の JLP を作成しています。公式リリースについては公開と同時に Mozilla Japan トップページや製品情報ページが更新されますが、開発リリースについては製品情報ページなどには案内を出しません。次の順番で公開およびお知らせをしていっておりますので、テストにご協力頂ける方は是非ダウンロードしてご試用ください。

  1. ftp.mozilla.org にファイルをアップロード
  2. L10N フォーラムRelease Announcement にてリリースを告知
2.10 Nightly 対応 JLP はありますか

ローカライズセンターで作成している JLP は Final ビルドだけでなく Nightly ビルドにも対応して更新していきますが、これはあくまでも Final ビルドでの完成度を高めるための事前テストを目的としたものです。従って随時 Nightly ビルドに追従していくわけではなく、対応が遅れることが多々ありますのでご了承ください。

これは Nightly については一切報告を受け付けないという意味ではありません。最新 Nightly での動作状況なども遠慮することなく L10N フォーラムまでお知らせください。最新 Nightly でも動作するという報告があれば安心できますし、動かないという報告を頂ければ対応が必要でありかつ需要もあるのだと認識できます。報告を頂いてもなかなかすぐには対応できないことが多いですが、それをご了承の上で報告して頂けると助かります。

2.11 開発リリース(開発版)とは

ローカライズセンターでは各マイルストーンリリースに対応する Mozilla Japan 公式リリースを作成するだけでなく、その後もご利用の皆さんからのフィードバックを反映したりしながら次のリリースへ向けて積極的に更新版を作成していきます。公式リリース作成後に更新したものや Nightly 対応版として作成されたものが開発リリースということです。製品本体のバージョンなどとは関係ありません。
最新の Nightly を日本語で試したい場合や最新の日本語版の動作確認にご協力頂ける方は是非開発リリースをご利用頂き、見つかった問題点をお知らせください。開発リリース JLP の入手先については 最新 JLP の入手先は をご参照ください。

2.12 貢献リリース(貢献版)とは

ローカライズセンターでは一部の製品やバージョンについてスタッフ以外の協力者から提供(貢献)して頂いた日本語版ビルドや JLP を公開しています。提供頂いたものをそのまま公式リリースとして採用する場合はローカライズセンターのスタッフが作成するものと区別せずに公開していますが、提供者の希望や製品の安定性などの理由により公式リリースとして扱わないものについては、貢献リリースとして区別しています。
Mozilla Japan のトップページや製品情報ページでは公式リリースのみを取り扱うため、貢献リリースは開発リリース同様にローカライズセンターでのみで公開しています。

2.13 独自の JLP を作成したい

どんどん作ってください。(^^;
ローカライズを支援するツールやドキュメントなどを L10N ライブラリ にて順次公開していきますので必要に応じてご活用ください。

2.14 JLP に問題があります

ローカライズセンターで作成する JLP に問題点がありましたら L10N フォーラムまでお知らせください。その際には速やかに原因を特定して修正できるようにするため、お手数ですが問題の内容と再現条件の他に利用ソフトウェアのバージョンや OS などの環境についても併記して頂くようにお願いします。

2.15 JLP のライセンスは

ローカライズセンターで作成して公開している JLP のライセンスは基本的に、そのもととなっている英語版と同様です。言語パックに関してのみ特別なライセンスを定めるようなことはありません。公式リリース版であっても、開発リリース版であっても、ライセンスはすべて同じです。
具体的なライセンスとしては MPL/GPL/LGPL トリプルライセンスになっています。但し、Mozilla 製品に含まれるすべてのコードやファイルが MPL/GPL/LGPL トリプルライセンスになっているわけではなく、一部については例外的に異なるライセンスのものも含まれています。 Mozilla 製品のライセンスについて、より詳しくは Mozilla ライセンス方針をご覧ください。

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